(2025-04-21)
【『サラダ記念日』と「インドカレーの日」】
前回省略した筆跡をこのページに貼り付ける。
〈今日で君と出会ってちょうど500日だね男囁くわっと飛びのく〉(39頁)
ふむふむ。わっと飛びのかせたい人には、こちらから「今日で君と出会ってちょうど500日だね」と言えばいいのか。メモメモ。
〈「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日〉(127頁)
うんうん。私も昔、Mさんと似たようなことをしたことがある。イジチの場合は、〈「今日のインドカレーはおいしいね」と君が言ったから11月12日はインドカレーの日〉である。(正確には、これはMさん側からの視点だけど。)
Mさんとはよく一緒にインドカレーを食べに行っていた。毎回毎回、私があまりにおいしそうに食べるのを見かねたある日、Mさんは「今日はインドカレーの日だね」と笑いながら言った。
それが、4〜5年前の11月12日だった。
別に正式に2人で「11月12日は一緒にインドカレーを食べる日!」と決めたわけではなかったが、3年ほど連続で11月12日にインドカレーを食べる度に「去年も一緒に食べたね」と語り合うまでになった。
つまり、本当に「11月12日はインドカレーの日」になってしまったのである。
これから先、11月12日以外にも「今日はインドカレーの日!」と確定させる日付がますます増えていくことであろう。
おーほっほっほ。今後はなんと楽しみでございますこと。これで、どこかの井戸端会議でお忙しい奥様たちにも負けませんわ。
続いて、またいくつか引用。
〈数学の試験監督する我の一部始終を見ている少女〉(102頁)
いるいる、こういう生徒。このタイプは「数学の問題があまりに簡単すぎてあっという間に解き終わってしまった生徒」か「数学の問題文が訳の分からない暗号のように見えて、しまいにはその“解読”すら暗号のように思えて固まってしまった生徒」だが、たいていは後者である。
そう言えば、私が家庭教師を担当していた生徒にも、指導の初めに「小テスト」をして終始ポカンとしている生徒もいた覚えがある。
〈立ったままはふはふ言って食べているおでんのゆげの向こうのあなた〉(173頁)
あったあった、こういう風景。
私の場合は中学生の時に通っていた塾の帰りに友達とローソンでおでんを買って、そのまま一緒に駐車場の近くに座って「はふはふ」しながら食べていた。そのときは鯉がエサを食べるときのような口の動かし方をしていた気がする。
あのおでんはおいしかったなー。ローソンの店員さんにはいつも「おでんの汁は多めでお願いします!」と懇願していたから、ひどく困った中学生の集団だったと思う。(あのとき笑顔で対応してくれたお兄さん、ありがとうございました。)
おでん全品50円セールの日なんか「いつもよりたくさん食えるぞ!」と、みんなで夜の22時ぐらいに盛り上がっていたものである。お小遣いが月500円という「貧乏学生」ながら、当時はとても愉快に過ごしたものだった。
「風の噂」によると、今の中学生や高校生は月のお小遣いが五千円とか一万円だったり、それを余裕で超える学生もいるらしい。が、その反面、「自分たちで工夫して楽しむ」という習慣を持っていそうな子供たちや学生は(私が指導を担当した生徒とまだ出会ったことのない子どもたちは除いて)一人も見かけたことがない。
「楽しむ」のも能力の1つである。
そこに(例えば、お金とかモノとかに)何か楽しいものやことが内在しているのではなく、自分で「それを面白いもの」に変えてしまう人がいるかいないかだけの話である。
(2025-04-21)